ひとり旅

ロンドンで堺筋線に乗った日

はじめてのひとり旅【ロンドン】#30

おはようございます。早姫です。

5月31日土曜日。晴のち曇。

いよいよ5月最終日。今朝は6:00amに起床した。だいぶ調子が良くなってきた!朝食にフルーツやベーグルを食べて、気分がいいので散歩に出かける。いつものバス停の方向と逆の方向へ歩いて、公園へ向かう。中に入ってみると…

広い!

目の前に一面のグリーンが広がる。住宅街にあるとは思えない広さだ。なんだろう、ロンドンの芝生のこの美しさは。ただ、緑と自然が多いから感動している訳ではなく、日本とは違った、この「ガーデン」な感じが凄く素敵。この日も写真を撮りまくり、大満足で家に帰る。

今日は学校は休みなので、一日フリー。しかし、よく通っているコヴェント・ガーデンの「パイナップルスタジオ」には、行く元気がないので、体力キープのために、部屋で筋トレを行う。この時期は、とにかくダンスするための身体をキープすることに情熱を注いでいたようだ。

体調もようやく回復してきて、元気になってきたので、家でずっと過ごすのも暇やな。ということで、ロンドンで行きたかった場所のひとつ【アビイロード】に行くことにした。

そう、ビートルズがCDのジャケットを撮影した、あの有名な場所だ。

アビイロードは、アンダーグラウンドのセント・ジョンズウッドが最寄り駅。ウチの最寄りのウッドグリーン駅から、まずはキングス・クロス駅へ出て、ベイカーラインに乗り換え。そしてベイカーストリート駅まで出る。その後、ジュビリーラインに乗り換えて、一駅行けば着く。

今日は乗り換え多め。中々の大冒険だ。

一ヶ月乗り放題の、オイスターカードが大活躍している。

ちなみに、ベイカーラインのベイカーストリートは、あの、シャーロック・ホームズでお馴染みの地。つまり、名探偵コナン君が住む米花の名前のモデルである。

ベイカーラインは、アンダーグラウンドマップでは茶色で記されていて、大阪で言うところの「堺筋線」。実際はベイカーラインの方が、もっとずっとシュッとしててカッコイイ。ベイカーストリート駅なんて、シャーロック・ホームズの博物館もあるということで、なんかスゲーカッコイイ。

堺筋線とは比べ物にならない(こら)。

さて、大冒険の後、駅から徒歩のミッションを終え、無事にアビイロードまで出られた私。ホント言うと、アビイロードが有名な観光地すぎて、駅から結構案内が出ていたので、割とスムーズに見つけられたのだが。

おぉぉぉ、これが、あの、ビートルズのやつか。沢山の観光客がいることと、実際に車が走ってくるので、なかなか撮影のタイミングが取れない。斜めから撮ったりアレコレ努力の末、車が来てないタイミングで、ど真ん中から撮影成功。いぇい。大満足や。

近くのレコーディングスタジオも、沢山の落書き?メッセージなどが、書かれていて、ビートルズの人気のほどを窺い知ることができた。

昼過ぎに家に帰り、夜のジャパニーズ・フード大会まで少しゆっくり過ごす。電車移動と徒歩で疲れてしまった。

今夜は、Nちゃんもディナーに来てパーティということで、キッチンでは、アレキサンドラが何やらお菓子を作り始めた。イギリスのお菓子のようだが、綺麗に拭いたのかどうか分からないダイニングテーブルに、直に小麦粉を広げてなんか捏ねている。スコーンとか、そーゆーやつだった気がする。Aちゃんも私も、衛生面が気になって仕方がなかった。

夕方頃、Aちゃんの学友、Nちゃんが我が家へ来て、いよいよ三人で調理開始!

本日のジャパニーズ・フード大会のメニューは「お好み焼き」と「肉じゃが」だ。どっからどう見ても、トラディショナル・ジャパニーズ・フード。

この二品なら、まだこのロンドンの地でも、材料が調達しやすい。問題は、豚肉の薄切り肉が、ちょいと分厚いくらいか。やっぱり、お肉が日本の加工と少し違うので扱いづらいのだ。そして「肉」といえば、大阪では「牛肉」だが、Aちゃんの出身の関東では「豚肉」のことを指す。Japanese同士でカルチャーショック。

牛の薄切り肉は、こちらロンドンでは、豚肉よりも、もっと手に入りにくいので、今回は豚肉を使用。そして、お好み焼きの豚玉も、肉じゃがと同じ、ギリギリ薄切り肉を使った。バラ肉の薄切りはない。

当たり前のものが手に入らないあたりも、文化の違いが見えて、まぁまぁ面白いよね。

調味料は、もちろんジャパンセンターで取り揃えておいた。お好み焼きソースもありまっせ。それなりに上手くできたのだが、あの超絶偏食のアレキサンドラとアリステアが食べられるのか。問題はソコだ。

記憶ではそれなりに口にしていたようだけど「So so」だった気がする(笑)サイモンやカレンは美味しく食べていたが。

何より、私、Aちゃん、Nちゃんの三人にしたら、何よりのご馳走だ。最高のディナーになった。

こうやって、家族でないもの同士が混ざって食事を共にするのも良い経験。異文化を受け入れ、他人を受け入れることも、このグローバルな社会においては必要なことだ。

英語やダンスだけでなく、色んな経験ができているロンドンでのホームステイ。日本を経つ前は考えもしなかったな…

いい一日だった。

では、今日はここまで。また、明日。