はじめてのパブナイト
はじめてのひとり旅【ロンドン】#18
おはようございます。早姫です。
5月21日水曜日。今日は、朝からヴィクトリアステーションへgo。何故、ヴィクトリア駅へ行きたかったのかは、現在となっては不明だけど、ここも、キングス・クロス駅と同じく、幾つもの線が交わる大きな駅なので、素晴らしい外観であった。駅の外では、たくさんのバスが行き来している、大きなバスターミナルがある。
駅構内を、迷って迷ってウロウロしていると、日本人向けのトラベルセンターを発見。ここで、ロンドン郊外へのツアーなどを申し込めるようだ。せっかく、一ヶ月も滞在するのだから、ロンドンから少し遠出したい気持ちもある。なんせ、ワタクシ【コッツウォルズ】が大好き(イメージだけやけど)。
あの、レンガ造りの建物が並ぶ、小さな街を歩いてみたい。アリスや黒執事好きの私には夢であり【完璧な風景】という画が観られるのが、コッツウォルズに違いない。と、信じていた。
それについてはまた、計画することにしよう。
何度も書いているが、このロンドン生活二週間目が、とにかく疲れのピークで、移動中、そして学校の授業中、常にウトウトしていた。
そんなおネムの私。今日は、学校終わり、大人しく家に帰ることにする。なぜなら本日は…お家の近くのパブでディナーなんだもんね!パブデビューしちゃうんだもんね!昼寝して備えるんだもんね!
この日の夜は、イギリス人が(と言うよりヨーロッパ?)大好き、サッカーの試合があるのだ。それを、パブで食事しながら、近所の皆と盛り上がろうぜベイベ。ってこと。
我が家のパパ、サイモンは、マンチェスターユナイテッド(通称マンU)のファン。家にも、マンUのフラッグが飾ってあったっけ(確か二階の壁のどこか)。
ぶっちゃけ私は、サッカーに全然興味はないが、パブだの、お祭りだのが好きな年齢(当時二十五歳)ですから、理由はなんでもいいので、ブリティッシュパブに行きたかった。飲んで食べて騒いでをしたかった。というだけ。
なんせ、外食といえば、まだチャイニーズしか食べてないしな。
夜になって、サイモン、アリステア(息子)、Aちゃんと私の四人で、近くのパブへ出動。記憶が曖昧だが、カレンとアレキサンドラは一緒に来なかった思う。シンプルにサッカーに興味がなかったのかも。
この日、パブのカウンタで私が選んだのは、トラディショナル・ブリティッシュ飯の【フィッシュアンドチップス】。日本では、フライドポテトの名称で通っているけれど、揚げたジャガイモは、ここイギリスでは「チップス」だ。薄切りではなく、フライドポテトのあの形ね。フランスでは、フレンチフライだっけ?
頼んだ品を受け取ってビックリ。パーティサイズやないか。日本なら、港区女子が十人ががりで食べるこの量を、一人で食べるのが、どうやらこの国の習わしらしい。だって、一人一品オーダしちゃったんだから。さらに、お酒もつけちゃったんだから。
そら、あの体型になるわな。
ゆーて、ワタクシこう見えて、フードファイターの気質があるので(完璧な体育会系)、もちろん残さず頂きましたがな。翌日、でっかいニキビが、三個くらい顔面にできましたがな。この場合、代謝がいいと喜ぶべきなのか。
皆が、天井近くにぶら下げられた、大きなスクリーンに注目して、お酒を飲みながら試合の展開を楽しんでいる。ゴールが決まる度に、サイモンや地元民は声を出して喜び、盛り上がっていた。東京に住んでいた頃の、六本木の夜を思い出す(六本木では土曜日の夜お祭りのように皆クラブへ出入りするのだ)。
幸い、この日は我がマンチェスターユナイテッドの勝利!めっちゃご機嫌なサイモンと共に、我々ファミリーは店をあとにする。
はじめてのパブナイトで、マンUの勝利。みんなご機嫌でハッピーナイト。良きかな良きかな。はぁ、お腹いっぱい。苦しい…
では、今日はここまで。また、明日。