ひとり旅

行動開始!

【はじめてのひとり旅】ロンドン#5

おはようございます。早姫です。

イギリス到着翌日の5月12日。長旅と、違う環境に疲れ果てて爆睡した私は、朝4:30頃に目覚めた。時差ボケなのか、緊張なのか、両方なのか。

この日も、キャミソール一枚で大丈夫なくらい暖かい。まだ、外へでても皆は寝ているので、部屋の中でぼんやりと過ごすことに。私にあてがわれた部屋は、後日入ることになるAちゃんの部屋よりかなり広く、ベッドも日本で言うとセミダブル…いや、ダブルくらいはあったかな?広々と使わせて貰えたので、気も態度も大きめの私にはよかった(笑)

そして、窓からは昨日皆と遊んだ、あのトランポリンがある庭が見える。霧っぽいイギリスの風景が、次第に薄明るくなっていく。日の出は日本と同じくらいの時間かな?この、皆と世界が活動する前の、朝の時間が好きな私。静寂の中、今日起こるであろう、沢山のことを思うと、ワクワクが湧き上がってくる。

このお家のホームステイの決まりごとは(大雑把な家族なので大した決まりはない)、朝は自分で好きに用意して食べていい。とのこと。キッチンも好きに使っていいんだって。

料理や、食べることが好きな私としては、有難いルール。そして、こちらこそ大雑把なもんで、細かい決まりや、拘りがないことも有難い。

食材は、キッチンの上の備え付けの棚に用意されており、シリアルや食パン、オートミールが常時入っている。冷蔵庫のバターや牛乳、ジュースも飲んでよかったのかな?確か。そして、自分が好きに買ってきたクリームチーズやフルーツなどはそれぞれで確保しておく感じ。

ちなみにコーラが常備されており、皆様そーゆー体型をなさっていました。

そのため、この家庭の食事に付き合いすぎては危険だし、何がなんでも太れない…と、初期の頃に、気合いを入れた思い出がある。

実際Aちゃんは、留学生活が間もなく一年になるけれど、10kg近く太ったって言っていたな…

私は食べることが好きだし、欧米の食事でも何ら抵抗がないので(オートミールだけは食べなかったけど)、食パン…と言っても日本のようなフワフワ、厚切りではなく、白いものは少なかったかな…だいたいライ麦とか、茶色いパンで、サンドイッチのような薄切りが主流。これを気に入ってよく食べていました。

薄切り食パンを、ポップアップトースターに入れ、軽く焦げ目を付けてから、バターを塗って食べる。口の中にほんのりとしたライ麦の甘さが広がる。もちろん、日本の厚切りに文化に慣れているので、一枚では足りない。なんなら、パンだけでは足りないので、シリアルも追加…などしたこともある(笑)

朝からお味噌汁や卵焼きなど、日本では当たり前の、熱で調理したものを食べることはあまりないようなので、手軽に済ませようとなると、炭水化物やフルーツが主な朝食となる。この辺の文化の違いも、聞いてはいたけど目の当たりにすると面白いもんです。

そんな新鮮な初日の朝食を終え、身支度を済ませると、昨日約束していた【オイスターカード】を買いに行くために、Aちゃんとサイモンと、早めに家を出た。

日本のように「行ってきます」という文言がないので「see you!」とカレン(ママ)に声を掛けて家を出る。

まだ見慣れない、ハリーポッターの住宅街を、ワクワクしながら歩き、サイモンのお店へ。

サイモンのお店は、小ぢんまりしていて、新聞や、小さなお菓子類など、ご近所の人が気軽に立ち寄れる、駅で言えばキオスク(今はセブンイレブンになったけど)、町で言えばタバコ屋のようなお店。そこで交通カードが買えることに驚いた記憶がある。別に駅チカでもないのに。

オイスターカードはチャージ式なのだけど、色々と設定ができるようで、まずはエリア。ロンドンのアンダーグラウンドは、ゾーン1〜ゾーン8まであって、観光地などのセントラルロンドンは、ほぼゾーン1の中にある。

そして、私が住んでいるのはゾーン3。つまり、ゾーン3から、学校のあるゾーン1までほぼ毎日出ていくため、ゾーン1からゾーン3まで1ヶ月乗り放題を登録(チャージ)しておくとお得だよ〜!という提案して貰えたのだ。もちろん、利用するゾーンが広ければ広いほど高くなるし、狭ければ安くなる。これ以降、ツアーなどで遠くへ行く時以外は、お金を払っていないので、バスの分も確か1ヶ月分の乗り放題を付けてもらったはず…15年前のことですので記憶が曖昧ですが、悪しからず。

こんなん、初心者一人やったら絶対無理な買い物。ゾーンで区切って乗り放題なんて、神設定、全くのノーマークやないかい。Aちゃんが居なければ、私はきっと券売機の前でオロオロし、そして無駄に出費をし続けたのだろう…

天はどこまでも私に優しいな(涙)

そんな最高のスタートを切って、私はオシャンにピピッとICカードをかざすだけで移動できちゃう権利を使って、オックスフォード・サーカスへ向かうのです。

長くなりましたので今日はこれにて。続きはまた明日…